腰痛になったら病院・整骨院・整体のどこに行くべきか? 3つの違いを解説

腰痛になった時に行くべきところは? 病院・整骨院・整体のどれ? 画像
困っている人

腰痛になったのですが、病院・整骨院・整体のどこに行けばいいのですか?
そもそもこの3つの違いって何??

病院、整骨院、整体の3つの違いが分からず困っている方にオススメの記事です。

ハル

この3つにはそれぞれの特色があります。
どこに行こうか迷っている方は見ていってください。

この記事は3分~4分で読むことが出来て、腰痛になった際にどこに行けば良いかわかるようになります。

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目次

受診すべきは病院? 整骨院? 整体?

受診すべきは病院? 整骨院? 整体? 画像

腰痛になったらどこに通うべきか結論からいいます。

私は迷わず「病院」と答えます。

なぜ病院が良いのかをみていきましょう。

なぜ病院が良いのか?

あたり前ですが、病院は「医療機関」です。

まず大きな違いはここです。

整骨院や整体は「医療機関」ではないです。

時々、勘違いされる方がいらっしゃいますが、まず柔道整復師さんは医者ではありません。

そして病院以外ではCT・MRI・レントゲンなどの撮影や読影ができません。

(読影とは・・・画像から病気の有無を読み取り診断すること)

ですので、私はまずは安心して受診できる病院をオススメします。

クリニックor大きな病院 どちらが良いのか?

一口に「病院」と言っても、様々な規模の病院があります。

何百・何千という病床を持った大きな病院から病床を持たないクリニックまで様々です。

日本には多くのクリニックや病院があるので腰痛になったらどこへ行けば良いのか迷いますよね。

ここからは私個人の意見です。

腰が痛くても、ある程度歩けて、日常生活を送ることが出来ていればクリニックのような小さい所でも良いと思います。

ある程度の活動量を保つことが出来ていれば緊急性は低い可能性が高いですし、すぐに手術が必要となるわけではないからです。

クリニックを選ぶメリット・デメリットとは?

クリニックのような小さい所を選ぶメリット

①大病院よりも待ち時間が少ない可能性がある

②身近で自宅の近くにある

③大きい病院では紹介状がないと初診料が高い可能性がある

⇒クリニックでは紹介状がいらない所もあり。

クリニックのような小さい所を選ぶデメリット

①必要な検査・治療が出来ない可能性がある

クリニックではなく総合病院などの大きい病院を選んだ方が良いと思われる方の症状

「腰痛で寝返りや起き上がりが大変」

「足に力が入らない、歩けない」

「腰も痛いが、おしっこやうんこの出方が明らかに悪くなった」

「肛門周りの感覚がおかしくなった」

「何もしなくても腰が痛いし熱がある」

これらの症状があるときは早めに大きな病院を受診することをオススメします。

腰痛になったら「病院」ですが、通いやすさや症状によってクリニックか大病院の選択肢は分かれる

病院では何科を受診すればいい?

腰痛になった際、まず第一の選択としては整形外科となります。

ここで画像検査や身体所見をとって異常が無い場合には他の病気によって腰痛が出現している可能性もあります。

例えば月経に伴う腰痛で下腹部痛を伴う場合は、婦人科の方が良い場合もあるかもしれません。

また、腰痛と足のしびれがある方でも脳の問題であれば神経内科脳神経外科を受診した方が良い場合があるかもしれません。

病気によって受診する科が変わります。そこで精査していく必要があると思います。

整骨院と整体の違い

整体と整骨院はどちらが良い?どちらがオススメ? 画像

皆さんは「整骨院」と「整体」の違いが分かりますでしょうか?

整骨院は「柔道整復師」という国家資格を持っている方が施術をされる場所です。

骨折や捻挫、脱臼などの急性症状に対しては保険適応になるとされています。

整体(師)は「誰がやっているか分からない」というのが正直な意見です。

国家資格もないですし、保険も効きませんので治療費も高い印象です。

正直、場所によっては医療も学んでいない人がやっている所もあります。

なので、その治療効果はかなりバラツキが大きいです。

私個人としては整体は選びません。

なぜ整骨院を選ばないのか?

整体に行かなくても、国家資格を持っている「柔道整復師」さんなら良いのではないか?

こういう疑問が出てくると思います。

私が整骨院をお勧めしない理由

①レントゲンやMRIなどの検査を受けることが出来ない

②骨を「ボキッ、ボキッ」と鳴らされる可能性がある

レントゲンやMRIなどの画像検査が無いと正確な診断や治療が出来ない可能性があります。

また、骨を「ボキッ、ボキッ」と鳴らして痛くなる可能性もあるのでお勧めしない理由となります。

※ただし、いつも通われていて「骨を鳴らされる方が気持ちがいい」、「このやり方の方が効果がある」、「骨は鳴らされないから大丈夫」という方は整骨院が良いと思われます。

治療を選択するにあたり、その方にとって「一番効果のある治療が最善の治療」であると思います。

病院受診すべきか迷っている方

病院に行くべきか迷っている人 画像

腰痛が出ても自宅で生活が出来たり、外出できる程度の活動量がある方は病院を受診する必要はない可能性もあります。

ただし、1週間程度しても「痛みが引かない」、「症状が変わらない」という場合は医療機関を受診して精査を受ける事も大切かと思います。

では、どういった症状がある方は早めに病院受診をすべきなのでしょうか?

「腰痛で寝返りが困難。起き上がるのも大変」

「足にジンジンしびれがくるようになった」

「足の力が入らない」

「歩きにくい(歩けない)」

「おしっこの出方が悪くなった」

というような症状がある方は早めに病院受診をされた方がいいと思います。

そういう症状がある方は腰椎の圧迫骨折や腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などが原因となっている可能性があるからです。

まとめ

腰痛となった場合には「病院」をお勧めしました。

ただし、その方の生活圏や症状によってクリニックか大病院に分かれると思います。

ハル

最後まで読んで頂きありがとうございました

参考文献

・腰痛診療ガイドライン2019(改定第2版)

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