お尻が痛くて梨状筋に問題があると言われました。
どうやってストレッチをすればいいの?
ストレッチのやり方をしりたい!
梨状筋のストレッチに関する悩みを解決します!
この記事は2人の患者さんのために書きました
※記事を読まれる前に※
お尻の後ろ側。この赤い棒のあたりに痛みがある方や足にしびれのある方が梨状筋症候群の可能性がある方です。
この記事を読むことで、他では知られていない梨状筋に対する正しいストレッチ法を知り臀部痛が和らぐことが期待できます。
そもそも「梨状筋(症候群)が分からない」という方は↓↓
「梨状筋以外の臀部痛の原因について知りたい」という方は↓↓
これで合ってる? 一般的な梨状筋のストレッチ
臀部痛の原因としてあげられる梨状筋
梨状筋に問題があると言われた方であればストレッチを指導されたことがあると思います。
梨状筋のストレッチであれば一般的なものとして考えられるのはこれかと思います。
これで本当に梨状筋が伸びるのでしょうか?
梨状筋がしっかり伸びていれば問題はありません。
ですが、もし梨状筋が伸びていなかったらどうでしょうか?
伸びないものを無理に伸ばそうとすると痛みが出る可能性があります。
そこで、本来であれストレッチの前に1つやっていただきたいことがあります。
それをすればストレッチの効果は増します。
下にある記事に書かれていて個人的にオススメの内容ですので是非みてくださいね。
「ストレッチ前にやる1つのことを知りたい」という人は↓↓
では、ここからは私が考える梨状筋のストレッチ方法をご紹介します。
右足の梨状筋のストレッチ ①椅子に座りながらする方法
椅子に座って出来るストレッチですので、事務職の方などは仕事中に出来るのでオススメです。
一応、梨状筋の場所を再確認しておきます。
お尻の後ろあたりにある筋肉ですね。
では早速やってみましょう。
まずは、梨状筋ではなく足の裏側をストレッチします。
(なぜ足裏のストレッチからなのかは後で説明します)
これを20秒ずつ左右2、3セットやってみてください。
次に、さきほど写真でも挙げていた梨状筋のストレッチをしてみてください。
これもこれを20秒ずつ左右2、3セットやってみてください。
座ってやるストレッチはこの2つが基本となります。
そして、ストレッチ前にあることを1つすればより効果が高まります。
下の記事で書いてますのでお時間ある方は是非みてください。
なぜ梨状筋のストレッチからではなく足裏のストレッチから?
なぜ梨状筋が硬くなるかを説明していますが、別に聞かなくてもいいという方もいると思います。
そのような方は「効果的な梨状筋のストレッチ ②椅子に座りながらする方法」へ飛ばしてください。
興味のある方はみていかれてください。
私が紹介したストレッチ方法ですが、なぜはじめから梨状筋のストレッチをしなかったのでしょうか?
梨状筋が硬ければ、はじめから梨状筋のストレッチをしたくなります。
ですが、そのままストレッチをしても伸びにくいと思います。
たとえストレッチが出来ていても再発してくる可能性があります。
なぜ再発するのか?
それは2つの原因が考えられます。
①足の筋膜が梨状筋の硬さに影響を与えるため
②ハムストリングスという筋肉が骨盤を引っ張り梨状筋を硬くするため
①から説明していきます。
筋膜というのは、ボディスーツのように全身を張り巡らせています。
そして筋膜には「つながり」や「ライン」というものがあります。
こんな感じです。
黄色は梨状筋です。
赤色は、「足やお尻の後ろ側を走るライン」、青色は「後ろの外側を走るライン」があります。
この2つのラインが梨状筋を通ります。
このラインが硬くなれば、そのライン上にある梨状筋まで硬くなるのです。
ですので、いくら梨状筋のストレッチをしてもこの2つのラインが硬ければ、また梨状筋は硬くなります。
ただ単に梨状筋だけのストレッチをしても再発する理由はここにあります。
なので、まずはここの2つのラインをしっかり伸ばしてから梨状筋のストレッチをするのがよいです。
①の説明はこれで終わります。
次は②(ハムストリングスという筋肉が骨盤を引っ張り梨状筋を硬くするため)の説明をします。
ハムストリングスという筋肉は骨盤につきます。
こんな感じです。
これは座っている時に硬くなりやすい筋肉なのです。
特に事務職で長時間座っている方はこの筋肉が硬くなりやすいです。
硬くなければ姿勢はキレイです。
しかし、硬くなると骨盤を後ろにひっぱり姿勢を悪くします。
このように姿勢が悪くなり骨盤が後ろにたおれるてくると自然と梨状筋は硬くなってきます。
ですので、このハムストリングスという足裏にある筋肉をやわらかくしておく必要があるのです。
右足の梨状筋ストレッチ ②寝ながらする方法
寝ながらする梨状筋のストレッチをご紹介します。
ですが、先に結論を言いますと基本的に座ってするのと同じ考え方です。
何が違うかというと、座ってするのは事務職の方など仕事中にできます。
寝てするのは、ただ単に楽だということです。
寝る前や起きた時にするのが良いかもしれません。
では、実際にやってみましょう。
まずは足裏を伸ばします。
タオルなどを使って、足にひっかけてあげるといいです。
これを20秒ずつ左右2、3セットやってみてください。
次に、梨状筋自体のストレッチをします。
写真のように右足は左足の上に組みます。
それから両手は左足を持ちます。
両手で左の太ももをひきあげます。
そうすることで右側の梨状筋がストレッチされます。
これを20秒ずつ左右2、3セットやってみてください。
以上が梨状筋のストレッチの仕方でした。
痛みが出るときは無理せず、お風呂上りなどの筋肉が柔らかい時にするのもオススメです。
「その他の臀部痛の原因について知りたい」という方は↓↓
まとめ
梨状筋に対するストレッチをご紹介しました。
なぜ梨状筋のストレッチだけでは再発するのかをご理解いただけたと思います。
毎日少しずつストレッチをされてみてください。
梨状筋に痛みを抱えている方の痛みが少しでも良くなりますように
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