実体験を語る|リハビリfile.3 「足のしびれ」

リハビリ 実体験file.3「足のしびれ」 写真

理学療法士のハルです。

「実体験を語る」では私が実際に現場で経験させて頂いたリハビリについてお話させて頂きます。

目次

足のしびれ 原因は腰部脊柱管狭窄症?

腰部脊柱管狭窄症 MRI 画像

Cさんは、数年前に「腰部脊柱管狭窄症」という診断でリハビリを受けられていた方です

腰痛持ちの方であれば一度は「腰部脊柱管狭窄症」という病名を聞いたことがあるかもしれません。

いや、腰痛が無くてもこの情報化社会の中では腰部脊柱管狭窄症を知っているという方は多いかもしれません。

しかし、その思い込みが危険なのです

腰部脊柱管狭窄症という言葉がありふれているため患者さんだけでなく医療者までも

「腰痛や足の痛み、しびれの原因は腰部脊柱管狭窄症だ!」と思い込んでいる方が非常に多いのです・・・

MRI画像で腰部脊柱管狭窄症があっても実際に症状が出る方もいれば出ない方もいらっしゃいます。

実際に腰部脊柱管狭窄症は腰痛の原因の何パーセントを占めていると思われますか

皆さんの周りには腰部脊柱管狭窄症で手術をされた方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

30%くらいでしょうか?もっと多くて40%でしょうか?

実は

11%程度とされています。

この11%が多いと考えるか、少ないと考えるかは人それぞれかと思います。

そのほかの「腰痛の原因」について知りたい方はこちらの記事↓↓

私の実感としましては、11%以上の方が腰部脊柱管狭窄症として手術を受けている印象にあります

正直、「11%が多い、少ない」とか「手術がいいとか悪い」とかの話ではないのです。

病気の原因が腰部脊柱管狭窄症であって保存療法に効果が無ければ手術をすればいいのです。

このブログをみた皆さんにはしっかり、精査をしてから後悔なく手術を受けて頂きたいと思います。

では、私の本心を語ったところでCさんの話へ戻ります。

Cさんのリハビリを初めてさせて頂いた時から

「歩いたら痺れるけど、休むといい」といった腰部脊柱管狭窄症の症状である「間欠性跛行」がみられていました。

Cさんは、リハビリをする前の問診の段階でこのように発言されていました。

MRI画像上でも腰部脊柱管狭窄症の画像所見がありました。

私自身も「もしかすると狭窄症が原因かな?」と思いました。

「腰部脊柱管狭窄症」について知りたいという方はこちらの記事↓↓

足の筋筋膜が原因

下肢 筋膜 しびれ 原因 写真

私は「腰部脊柱管狭窄症が原因かもしれないと思いながらもとりあえずは、しびれが起こる違う原因を探してみよう」と思いました。

しびれの原因は神経だけでなく様々な原因で起こります

神経や血管、筋膜などなど・・・

その他のしびれの原因について知りたい」という方はこちらの記事↓↓

私は、腰部脊柱管狭窄症の事も頭にいれながら違う原因も探りました。

するとCさんの足を触ってみると足がパンパンの状態。

私はCさんの腰ではなく足の治療をしようと思い、実際に足の治療を始めました。

するとCさん、足の治療が終わり歩いてみると・・・

「ん?今はしびれがないみたい(#^^#)」

数か月間リハビリで治療を続け最終的にはしびれはなく、趣味のグランドゴルフが出来るようになりました。

腰部脊柱管狭窄症があっても違う原因で足のしびれが起こる方がいらっしゃいます。

逆にリハビリを受けても腰部脊柱管狭窄症によるしびれがとれず手術を受ける方もいらっしゃいます。

大切な事は、しびれや痛みの原因がどこにあるのかを探る事

それを理学療法士やお医者さんと一緒に見つけることが出来れば良いですね

まとめ

MRI画像などで腰部脊柱管狭窄症があっても症状が出ない場合があります。

また違う原因でしびれが出ることもあります。

本当にそこの場所が原因なのかを考え精査してから手術をすることをオススメします。

ハル

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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