私は長年、腰痛があり腰に変形もあります。
この変形が腰痛の原因ではないのでしょうか?
レントゲンやMRIで異常があると言われた方やセカンドオピニオンを検討されている方にオススメの記事です。
腰痛の原因は様々です。
画像検査だけでなく他の検査も行うことで総合的に判断する必要があります。
この記事は約2分で読む事ができます。
「腰痛の原因を知りたい」という方は↓↓
「臀部痛の原因を知りたい」という方は↓↓
40代からはMRI画像に変化がある⁉
皆さんはレントゲンやMRIなどの画像をとられたことがあるでしょうか?
その時に「椎間板がつぶれている」とか「椎間板に変性があります」など言われなかったでしょうか?
そう言われると「それが原因だ」と思われたことはないでしょうか?
でも、それは本当でしょうか?
本当の真実をここで一緒に学びましょう。
ここで1つの論文をご紹介します。
「腰に症状が無い3110名に対して腰のMRIやCT検査を行った」
という研究があります。
どのような結果になったと思われますか??
なんと、40歳以上の半数以上の方が椎間板の高さが減少していたり、変性が起こっていたという結果が出たのです。
痛みがない方でも椎間板には変形が起こるということです。
どのような方でも椎間板の変性は起こる可能性があります。
しかも、画像検査が悪かったからと言って必ずしも腰痛が起こるわけではないのです。
私も長い間、腰痛の患者さんをみていますが腰の画像と痛みに関係がない事がとても多いです。
画像の検査以外にも身体所見をとる必要があります。
筋力はどうか?
感覚は鈍くなっていないか?
反射は正常に起こるか?など
様々な検査が必要です。
もし手術を躊躇されている方は、セカンドオピニオンも検討されてはいかがでしょうか?
すぐに手術ではなくセカンドオピニオンの検討をする
「腰痛の原因を知りたい」という方は↓↓
「臀部痛の原因を知りたい」という方は↓↓
なぜすぐに画像検査をするのか?
日本では腰が痛い場合、すぐにレントゲンやMRIを撮ります。
それは何か他の原因(癌や骨折など)があった場合には役立つと思われます。
ですが、世界の国では腰痛があったからといってすぐにMRIなどの画像が必要ではないとされています。
日本も昔はお医者さんが患者さんに「診て、触れて、検査していた」とも言われています。
そんな中、1970年代・1980年代頃からMRIが発達し普及してきました。
画像という「目に見えるもの」が出てきたことで触れる機会が少なくなったとも言われています。
患者さんに触れる事なく画像のみで判断される事が多いのです。
しかし、「腰の画像で結果が悪い=腰が悪い」とはならないのです。
この方程式が通用するのであれば皆さんの周りにいる少し腰が曲がったおじいちゃん、おばあちゃんはみんな腰が悪いということになってしまいますね。
「腰痛となりどこに受診すれば良いか分からない」という方は↓↓
「患者さんに触れる」からこそ原因が分かる
患者さんに「触れる」ということは大切なことです。
「なに当たり前なことを言ってんだ!」と怒られる方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、当たり前ではないのです。
案外、患者さんに触ることをしないお医者さんもいます。
そのようなお医者さんは何をしているのか?
パソコンと「にらめっこ」です。
パソコンに映った画像をみることも大切ですが、患者さんに触れることはもっと大切です。
「触れる」ことで分かることも多くあります。
皆さんの主治医の先生は触ってくれますか?
私が患者さんなら触ってくださるお医者さんを選びたいです。
「良い医療者を見つけたい・出会いたい」という方は↓↓
まとめ
- 必ずしも画像が症状と関係しない
- 本当にヘルニアや狭窄症が原因かな?と思ったらセカンドオピニオンも検討する
- 「触れる」お医者さんを選びましょう
最後まで読んで頂きありがとうございました
引用・参考文献
Brinjikji:Systematic Literature Review of Imaging Features of Spinal Degeneration in Asymptomatic Populations
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