理学療法士のハルです。今回は、【食事療法 私が経験した「酵素」の力】というテーマで、腰痛と食事療法でお困りの方にご紹介します。
この記事は2人の患者さんのために書きました
酵素の活動を考える
今回は、食事療法についてお話しますが、「なぜ腰痛と食事が関係しているのか分からない」という方は下の記事を参考にされてみてください。
そもそも「酵素について分からない」という方はこちらの記事↓↓
酵素の活動 3つの生理リズム ナチュラル・ハイジーン
1830年代のアメリカでは、ナチュラル・ハイジーンという自然健康法の教えが普及し世界に広まりました。それは人間の生理リズムには3つの時間帯があると考えられています。
これに準じたライフスタイルを送る事が健康に良いとされています。
〇午前4時から正午まで:「排泄の時間」
体内の毒素を出し切って排泄するための時間帯を指します。私たちは目を覚ますとすぐに排尿や排便をします。これは生理リズムに合っているとも言えます。この時間帯が発汗・排尿・排便の時間となります。
〇正午から午後8時まで:「栄養補給と消化の時間帯」
朝起きてから徐々に内臓の働きはよくなります。このころから消化能力が上がり、昼食・夕食はこの時間内に摂ることが良いとされています。
〇午後8時から午前4時まで:「吸収と消化の時間帯」
この時間に体内に取り入れた食物が消化・吸収され、栄養素となり全身に回っていきます。新陳代謝がさかんに行われ細胞の再生や体内の老廃物の排出の準備を行います。この時間帯は睡眠が重要とされています。
これらのリズムから考えると多くの人が朝起きて、活動を始める前の時間帯(午前6時~9時)は重い食事を控え、消化に負担をかけない方がいいことが分かるかと思います。
酵素栄養とは違いますが、糖質について詳しく書かれている牧田医師も
朝・昼・夜の食事配分は「3:5:2」が理想
と言われています。
また、自律神経の第一人者である小林医師も著書の中で
「朝食は金、昼食は銀、昼食は銅」と言われ、朝食は三度の食事の中でも特に大切とされています。でもそれは必ずしも朝にたくさん食べたほうがいいということではありません。
と書かれています。
私自身は、朝はいつもコップ1杯の水にサラダ、ヨーグルト、納豆にご飯という程度で済ませています。
では、ここから先は私が酵素を摂り入れてどのように体が変化したのかご紹介したいと思います。
「酵素」の効果 酵素を取り入れた私の体験談
実は私自身、15年ほど前までいくつかの体の不調に悩まされていました・・・
①私自身が肩こり・腰痛持ちであった
実は以前の私も腰痛持ちでした。今考えれば腰痛治療者としてふさわしくないと思います。
自分自身の腰痛も治せないのに人の腰痛が治せるわけがないからです。
しかし、その時の私はなぜ自分に腰痛が起こるのかも全く理解できずにいました。
夜ベッドに横になると腰が「ジワー」と痛くなり、朝目覚めてベッドから起き上がる時も「ジワー」と腰が痛くなるの繰り返しでした。
酵素を摂り入れるようになった現在では腰痛や肩こりは改善しています。
腰痛・肩こりをお持ちの方は是非食事の中で酵素を摂り入れてみてください。
②顔に吹き出物がたくさんできてしまった
食事療法を始める前の私は不摂生の状態でしたので、肌荒れがとてもひどく吹き出物が出来ていました。
吹き出物があまりにもひどすぎて皮膚科に行ったのですが、その際に「薬と石鹸が効かなければ切開をしないといけない」とまで言われました。
切開すると1週間程度ばんそうこうを貼らないといけないと言われショックを受けたことを覚えています。
食事療法を始めてからはほとんど吹き出物は出なくなりました。
③血圧が高かった 20代で血圧の値 上:150以上 下:100以上
食事療法を取り入れるまで血圧がとても高い状態でした。
上が150以上、下が100以上・・・そのため夜寝ていると時々頭がガンガンするのです・・・
野菜を摂り始めてからは130台/90台まで低下しましたが、20代・30代まではまだ少し高い状態でした。
ここから先はお野菜以外の事でも生活に注意して現在は120台/70台~80台を保っています。
④アレルギーがとにかくひどかった
私はアレルギー性鼻炎が特にひどく、1年中ありました。
14年、15年前の仕事を始めたばかりの頃は、患者さんとのリハビリの時に常に鼻にティッシュを詰めていたのを今でも覚えています。
1年中、鼻水がズルズル・・・
これは本当にきつかったです。鼻水が出るのもきついのですが、一番患者さんに申し訳なかったです。
仕事に集中できず、ずっと「鼻水が垂れないかな?、大丈夫かな?」と変な心配ばかりしていました。
酵素を取り入れてからはアレルギーの症状は安定しています。不摂生や疲れがたまるとアレルギー症状が出る事がまれにありますが、ほとんどアレルギーは鎮静化しています。
以上が私が今まで経験してきた体の不調でした。
野菜や発酵食を多く摂り入れ、健康になったことを身をもって体験しているので体で不調にある方にはぜひ試して頂きたいと思います。
食事療法を行う際の注意点
食事療法を行う際の注意点です。
私自身は以前のような生活(一日中鼻水が垂れる・・・)に戻りたくないので毎食、食事前にサラダを摂るようにしています。
しかし、いきなり食事内容を変えすぎるとストレスがかかってしまったり、飽きてしまったりします。
食事はみんなで楽しく、おいしくとるものと思っていますので、自分が楽しみながら毎日無理なく食事をとって頂くことが良いかと思います。
日々の食事の中で少し工夫をして頂き楽しく毎日続けられる食事内容にしていただけたらと思います。
最後に。
透析を行っている方や腎臓が悪い方は注意が必要です。食事療法を始める前に病院や医師に相談してみることをお勧めします。
まとめ
実際に酵素を摂り入れて私自身がどのように変わったかをお伝えさせて頂きました。
あくまで私の体験談ですが、酵素を摂り入れることで多くの方が快方に向かっていることも事実です。
毎日の食事の中で少しでも酵素を意識して食事されることをお勧めします。
酵素を摂り入れ毎日元気に過ごしましょう
引用・参考文献
済陽 高穂:私の晩期がんを治した毎日の献立
牧田 善二:医者が教える食事術
小林 弘幸:なぜ「これ」は健康にいいのか?
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