腰痛と食事 ~食事のとり方と酵素について~|理学療法士が解説

腰痛 食事 酵素

理学療法士のハルです。今回は、「腰痛と食事 ~食事のとり方と酵素について~」というテーマでご紹介します。

ハル

この記事は2人の患者さんのために書きました

食事療法をやってみたいがやり方が良く分からない方

「酵素」について興味があるがどうしたら良いのか分からない方

目次

食事療法のすすめ

食事 酵素 働き

以前のブログでは、「腰痛と食事の関係 ~内臓の疲れ~」ということで腰痛と食事、内臓の関係についてお話させて頂きました。

今回は、実際にどのような食事の摂り方が良いのかどのような食材が良いのかを分かりやすく説明していきます。

痛みの原因を知りたい人

食事療法って聞くと漢方などの苦いものや美味しくないものをイメージしてしまいますが、実際どのような事をされるのですか?

ハル

食事療法といっても普段の食事に少しの工夫をして頂く程度です。
実際にどのようにしていくのかみていきましょう

食事療法に必要な「酵素」

皆さんはテレビなどで、「サラダから食べましょう」とお医者さんが話していたり、「ご飯の時はまずは野菜から食べています」と芸能人が話をされたのを聞いたことはないでしょうか?

なぜ食事の際に野菜から食べることをお勧めするのでしょうか?

結論から申し上げますと2つのことが挙げられます。

1つずつみていきます。

急激な血糖値上昇を抑えることが出来るから

これは、もう医学的論文でしっかり検証されています。

Imai S et al., J Clin Biochem Nutr. 2014, 54:7-11.

ごはんなどの炭水化物をとる前に野菜サラダを摂ることで急激な血糖値上昇を抑えると報告されています。

酵素を取り入れられるから

実は、生野菜や果物には「酵素」という栄養素が含まれています。

人の体には約3000種類と言われるほどの酵素が働いているとされています。

酵素は「食べ物を分解する働き」があります。

この酵素を多く摂取することで摂り入れた食べ物を分解してくれるため内臓への負担もかかりにくくなります。

では、次の所で今回のテーマである「酵素」について詳しくみていきます。

「酵素」とは?

酵素とは、人間のすべての生命活動に欠かすことができない存在です。

食べ物の消化はもちろん、息をしたり、手足を動かしたりすることも酵素が触媒となって行われています。

また、免疫や自然治癒力、細胞の修正、神経やホルモンバランスの調整など様々な役割があります。

食物酵素を提唱したエドワード・ハウエルによると

食物の消化吸収に関係する消化酵素と体の様々な働き(機能)に関係する代謝酵素に分けら分けられる。しかし、この他にも食物酵素と呼ばれるものもある

としています。

人体にあるものを「体内酵素」と呼び2つに分けられます。

先程、お話した「消化酵素」と「代謝酵素」です。

外部から摂り入れるものは「体外酵素」と呼ばれ、ここに「食物酵素」が入ります。

「消化酵素」、「代謝酵素」、「食物酵素」の3つを説明していきたいと思います。

体内酵素 ①消化酵素

口から入ってきた食べ物の消化・吸収活動を行う酵素です。

この消化酵素が働くのは37度とされています。ですので、常温のお茶や白湯などで腸を温めるといいです。

(医療者のために:消化酵素を紹介)

消化酵素には唾液中のアミラーゼがでんぷんを麦芽糖に、胃液中のペプシンはタンパク質をポリペプチド、膵臓ではリパーゼが脂肪を脂肪酸、ペプチターゼがペプチドをアミノ酸に分解する役割があります。

体内酵素 ②代謝酵素

細胞の再生や免疫、自然治癒力など生命活動に重要な役割を果たします。

消化酵素も代謝酵素も体内で生産されますが、一生の間に体内で作られる量が一定です。

消化酵素を使っていくばかりでは、代謝酵素に回す酵素がなくなります。

そうなると代謝活動がスムーズにいかなくなり、老化が進んだり、病気がちになります。

体外酵素 食物酵素

生の食物(野菜、果物など)に多く含まれます。

その食物自体を自己消化するため、消化酵素の使用を少なくすることができ、代謝酵素へと回すことが出来ます。

ですので、生野菜(サラダ)を多く摂取することが大切になってきます。

また、ごはんの前に一番最初に食べることで消化を助けますので生野菜から食べることをお勧めします。

まとめ

今回は食事の摂り方と酵素についてお話させて頂きました。

消化酵素、代謝酵素、食物酵素があることをお伝えしました。

生のお野菜に多く含まれ、血糖値の上昇を抑えるだけでなく様々な役割があることもお伝えしました。

皆さんもぜひお野菜を食べて、酵素を取り入れてくださいね

ハル

次回は、酵素を取り入れて私自身がどのように変わったかをお話したいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

引用・参考文献

・Imai S et al., J Clin Biochem Nutr. 2014, 54:7-11.

・E.ハウエル:医者も知らない酵素の力

・牧田善二:医者が教える食事術

・鶴見隆史:病気にならない酵素食レシピ

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